TOEIC Part6の選択肢に迷ってしまい、何度も本文を読み直して、大幅に時間をロスした経験はありませんか?
今回は、TOEIC Part6「長文穴埋め問題」の解き方を解説します。
TOEICスコアが400~500付近で伸び悩んでいる人の参考になればうれしいです。
TOEIC Part6の解き方と練習問題
TOEIC Part6の解き方を解説する前に、問題パターンから見ていきましょう。
問題数 | 回答目安時間 | 選択肢 |
---|---|---|
16問 | 10分 | A~D |
Part6は長文スクリプトのセットが合計4つ出題されます。
それぞれのスクリプトには必ず空所が4つあり、全部で4つの長文がありますので、合計で16問 (4 × 4)です。
【空所の数】4問 × 【セット数】4問 = 16問
ハイスコアを狙うには、Part6を10分以内に抑えることが理想とされます。つまり、1セット(4問)を2分半で解く必要があります。
Part6 1文完結問題の解き方と練習問題
Part6 問題パターンのひとつ、「1文完結問題」の解き方です。
これは空所を含む分を読むだけで、正解を選ぶことができる、おいしい問題です。
練習問題を見てみましょう。
このパターンは1文で完結するため、「Part5」と解き方は変わりません。
このパターンは、「語彙」「品詞」「関係詞」の空所補充がメインになります。
具体例(練習問題)と解き方を、2つほど見てみましょう。
Part6 「前置詞補充」問題の解き方と練習問題
Part6 問題パターン「1文完結問題」のひとつ、「前置詞補充問題」の解き方です。
先ほどの練習問題を見てみましょう。
正解は(C) です。
この問題(131.)は1文を読むだけで解答できます。
前置詞は文法のルールに沿って配置されるので、前後の文脈とは関係がないためです。
前置詞はこの問題のように、基本的な使用例のほかにも熟語(イディオム)のように知っているだけで解くことができる問題もあります。
Part6 「品詞補充」問題の解き方と練習問題
Part6 問題パターン「1文完結問題」のひとつ、「品詞補充問題」の解き方です。
下記の練習問題を見てみましょう。
正解は(B) です。
この問題(132.)も1文を読むだけで解答できます。
文法上、正しい選択肢が複数ありますが、意味が通るのは(B)だけであることがわかります。
このタイプの問題は得点源になるので、空所付近を読んだ時点で即座に回答しましょう。
Part6 文脈把握問題の解き方と練習問題
Part6 問題パターンのひとつ、「文脈把握問題」の解き方です。
練習問題を見てみましょう。
1文完結問題のスクリプトと同じものですが、空所を変えてあります。
(131.),(133.),(134.)の3問が文脈把握問題です。
1文完結型とは違い、「前後の文」や「文章全体」を把握したうえで回答が必要になる厄介な問題です。
また、全文を読む必要がある問題にもかかわらず、スクリプト前半に出題されることもあります。
その場合は、回答を保留して全文を読み終わった後に戻って回答しましょう。
具体例(練習問題)と解き方を見てみましょう。
Part6 「文選択」問題の解き方と練習問題
Part6 問題パターンのひとつ、「一文完結問題」の解き方です。
下記の練習問題を見てみましょう。
回答のポイントは、空所の後の1文です。
It has a characteristic gold rim, Wild strawberry flowers and leaves are designed on this important works like cups, saucer, plates and so on.
この文には、指示語「It」が含まれていますが、「It」が何を指しているかを考えると正解がわかります。
それぞれ選択肢を当てはめていくと、正解は(A)であることがわかります。
Part6 「接続詞補充」問題の解き方と練習問題
Part6 問題パターン「文脈把握問題」のひとつ、「接続詞補充問題」の解き方です。
下記の練習問題を見てみましょう。
少し例が悪いですが、前後の文脈から適切な接続詞を補充する問題です。
正解は(A)です。
文法上は複数選択肢が可能な場合が多く、意味的に適切な選択肢を回答します。
このようなパターンでは、空所までの全文が回答の根拠になります。
「いままで繁栄していた会社が」>>>「破産した」というニュアンスを持つ接続詞は(A)のみであることがわかります。
Part6 「語彙補充」問題の解き方と練習問題
Part6 問題パターンのひとつ、「一文完結問題」の解き方です。
下記の練習問題を見てみましょう。
この問題も、文脈に沿う選択肢を補充する問題です。
いままでの流れから、買収に関係する内容であることがわかりますが、空所付近の文は買収範囲を表しています。
そうすると、文脈上適切な選択肢は(C)になります。
ポイントは、「全体の文意を把握できているか」「選択肢の語彙を知っているか」になります。
まとめ
今回は、TOEIC Part6の解き方を練習問題で解説してみました。
Part6はひとつのスクリプトに必ず「文選択問題」が出題されるなど、問題パターンがぶれにくいPartになっています。
そのため、今回紹介したパターンと解き方を知っておくことで本番当日にあせらず回答することができるようになります。
総合的なスコアアップには、各Part別の対策と併せて、模試の利用をおすすめします。
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