今回は、英語学習アプリ「スタディサプリENGLISH」です。
紹介するのは以下の内容になります。
① 機能(勉強できる内容)
② 料金
③ 感想(レビュー)
既にスタディサプリENGLISHを検討している人はもちろん、
「そもそもスタサプって何?」という人にもわかりやすく作りました。
アプリを活用して、快適で効率的な学習環境を作りましょう。
以下に当てはまる人にオススメできる記事です。
☑ TOEICスコアが現在400~500くらい
☑ TOEICスコアをアップさせたい
☑ スタディサプリで何が勉強できるのか知りたい
☑ 実際に使っている人の感想を聞きたい
結論から先に書くと、「TOEICスコアをアップさせるモチベーションが高い人」はとても効果があると思います。
筆者は、まさにモチベーションが高い時にスタディサプリを始めました。
数か月でTOEICスコア400から800台になったので、効果はあったと思います。
反対に、
「土日に15分くらいのイメージで軽くやろうと思っている人」
「すでにある程度スコア(800くらい)を持っている人」
は、あまり効果がないと思います。
それでは行きましょう!
スタディサプリとは?(スタサプ)
スタディサプリってどんなアプリ?
スタディサプリとは、「学生」や「社会人」へ向けたスマホ勉強アプリのことです。
学生の場合は、
中学〜大学受験の対策
を、
社会人の場合は、
「日常英会話」
「「ビジネス英会話」
「TOEIC対策」
のように英語学習を行います。
中学受験は、「算数」「国語」「理科」「社会」をテキスト&動画講義で学習できます。
高校・大学受験は、「現代文」「古文漢文」「日本史」「世界史」など学習過程に応じて進めていきます。
※今回は「スタディサプリENGLISH」をレビューするので、受験対策は詳しく触れません。
調べてみると、難関大(東大京大)の合格実績も持っているようです。
スマホアプリ併用で東大に受かるなんてスゴイ時代になりましたね。
ちなみに、英語では関先生というTOEIC満点の先生が、黒板を使ってじっくり教えてくれます。
(他の英語先生もいます。)
一方で、社会人向けには、「スタディサプリENGLISH」があり、英語学習をサポートしてくれます。
こちらは、桐谷美玲さんがCMをやっていることでも有名ですね。
スキマ時間に「英文法」「英会話」「英単語」「リスニング」「ディクテーション」「模試」などが勉強できます。
その他にも、「学習時間の管理」「設定した学習時間に満たなかった場合に通知をしてくれる仕組み」などがあります。
「TOEICテスト対策」のコースもあり、このコースは後ほど詳しく解説します。
まとめると、
学生:各教科の受験対策
社会人:英語(選択するコースによって学習内容が変わる)※ 学べる内容は以下の通り。
【スタディサプリENGLISH】
- 日常英会話
- ビジネス英会話
- TOEICテスト対策
このようになります。
スタディサプリの動作環境
動作環境についてです。
スマホアプリ以外にも、ブラウザ対応をしているので、WindowsやMacOSでも動きます。
※PC環境で動作するということは、後述する「ディクテーション」でかなり重要になってきます。
動作環境
・OS
「iOS 13.0」 以上 /「Android 6.0」 以上
・ブラウザ
「Apple Safari」 、「Firefox」、「Google Chrome」
となっています。
Windows環境では「Microsoft Edge」も動作するようですが、一部チャット機能を利用できないようなのでオススメはできません。
https://eigosapuri-help.jp/eCustomer/s/article/000001479
スタディサプリENGLISHとは?
スタディサプリENGLISHについて、もう少し詳しく見てみましょう。
前段では、「日常英会話」「ビジネス英会話」「TOEICテスト対策」コースがあると説明しました。
スタディサプリENGLISH・各コースの料金体系は?
まずは、各コースの料金体系を見ていきましょう。
単品 | セット | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コース | 月額 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | 日常英会話 | セット | 月額 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
新日常英会話コース | ¥2,178 | (¥1,958/月) | (¥1,738/月) | 無料 | 新日常英会話セットプラン | ¥6,028 | – | (¥5,478/月) |
ビジネス英会話 | ¥3,278 | (¥3,058/月) | (¥2,728/月) | 無料 | ビジネス英語コース 英会話セット | ¥7,128 | – | (¥6,578/月) |
TOEICテスト対策 | ¥3,278 | (¥3,058/月) | (¥2,728/月) | 無料 | パーソナルコーチプラン | – | ¥74,800 | ¥107,800 |
下記の通り、「App Store」「Google Play Store」から申し込むと高くなるので注意してください。
※ このサイトのリンクからの申し込みの場合は、割高になりません。
※スタディサプリENGLISHのWebページからお申込みされた場合となります。App StoreおよびGoogle Play Storeからお申込みされた場合、月額3,700円(税込)となります。
スタディサプリENGLISH公式サイトより。料金の注意事項。
※クレジットカード決済は月額・各長期パックの決済が可能、キャリア決済は月額でのご利用に限ります。
スタディサプリENGLISH・新日常英会話コース
「新日常英会話」コースは、ストーリーをもとに、内容理解クイズやスピーキングの練習を行うコースです。
スマホのマイク機能を使って、登場人物と英会話シミュレーションができます。
そのため、ネイティブと対面で英会話をすることに抵抗がある人にオススメできます。
内容理解クイズ
ストーリーアニメーションが流れます。
それを聞いて設問に回答します。
TOEIC ListeningTestを受けたことがある人は、Part3(対話に関する設問)をイメージすればわかりやすいです。
TOEICとは違って、恋愛やバイトの話など、会話の内容はとっつきやすいです。
また、「英語を使用するケース」に実際に遭遇するイメージが付きやすいです。
クイズの後に、物語で使った単語のチェックテストが入っています。
内容は基礎的な単語が多く、初心者向けだと思います。
単語テストは音声付です。
「単語の意味がわかるか」→「意味がわかる」→「選択肢から正解を選ぶ」という手順で進みます。
「単語の意味がわかるか」の選択はなくてもいい気がしました。
ここは正直、若干テンポが悪いと思います。
それでも、内容理解クイズとスクリプトがとても良いので、総合的にはGoodです。
単語が得意な人は、単語チェックは飛ばしていいでしょう。
※ 後述する単語学習機能では、テンポ良く勉強できるのでご安心を。
ディクテーション
物語で出てきたフレーズを、ディクテーションしていきます。
ディクテーションは、音声で流れた英語を聞き取って、内容を紙に書き取る作業のことです。
これは、リスニング力を鍛えるため、とても効率の良い勉強方法とされています。
一般的なディクテーションは紙やノートを使います。
が、アプリはスマホやPCなのでタッチかタイピングになります。
TOEIC対策コースにも言えますが、このディクテーション機能はとてもオススメです。
ディクテーションをやったことのある人ならわかると思いますが、
「紙とペンを用意するのが面倒」「紙がもったいない」という問題を一気に解消してくれます。
なにより、電車でディクテーションができるのは革命的です。
家で勉強するとき限定ですが、
スタサプでディクテーションを極めるなら、PCを推奨します。
スマホ操作が爆速な人はいいですが、PCのほうがタイプが早いです。
時間効率を追求する人は試して見てください。
会話文チェック
物語で出てきたフレーズを、スクリプト形式でチェックできます。
要は、カンニングペーパーですね。
音声と日本語訳が付いているので、初心者向けです。
音声を流しながら、シャドーイングの練習に使えます。
なりきりスピーキング
物語で出てきたフレーズを、実際に自分が発音してみるコーナーです。
はじめに、自分が担当するキャラクター(男、女)を選択できるのが面白いです。
マイクに録音して、自分の声とお手本を交互に再生できる機能があるので、発音の上達が見込めます。
シンプルかつ効果的な練習です。
ただし、実質独学なので、自分が「こうしたほうがいいかな」と思うだけで、間違った方向に矯正されるリスクはあります。
自分で勉強したい人に向いています。
クイックレスポンス
短い対話の後に、日本語訳を見ながら、応答文を発話する練習です。
最初は、応答文のスクリプトを見てインプットするので、完全な即興ではありません。
「こういうときは、このフレーズ」という感じで身体に憶えさせる感じですね。
スクリプトはかなり実践的で、実際の英会話でも使える表現です。
毎日やれば、相当な効果を実感できます。
ただし、しっかり継続とインプットするモチベーションが必要です。
スタディサプリENGLISH・ビジネス英語コース
「ビジネス英語」コースは、その名の通りメールやスピーキングなどを強化するコースです。
忙しいサラリーマンを想定して、一回あたりの最低学習時間を5分程度で終了できるようになっています。
一回5分程度のレッスンを、一週間で5回分行います。
そして、学習の最後には、確認テストがあります。
日常英会話で触れたストーリー形式の学習が、ここでも採用されています。
しかし、日常英会話が学生生活や恋愛の話に対して、
ビジネス英語コースは、職場や出張がテーマです。
日常英会話と異なり、自己紹介や、挨拶、社交辞令などの表現を学習できます。
「Can I~?」「May I~?」の違いのように、
ビジネスでは礼儀正しい言葉遣いが必要なので、ニュアンスの違いを勉強する際も役立ちます。
レベル別トレーニング
ビジネス英語コースのメイン機能です。
TOEIC L&R Testのレベル別にスコア「400」「600」「730」「860」の4つに分けて履修します。
ひとつのレベル(例えば400点レベル)それぞれに、エピソードが用意されています。
1週間で、5講座を受講します。
1講座10分かからないで修了できるので、毎日取り組みやすいように作られています。
この辺は、忙しい社会人に向けて作られていると感じます。
1週間で履修する講座が、1レベルごとに、40週間分(!)収録されています。
400点レベル〜860点レベルまで、すべて受講すると160講座になります。
まず、ボリュームの心配は不要です。
各レベルを修了するだけでも、相当なレベルアップになるでしょう。
もう少し細かく見ていきましょう。
1講座で「自己紹介」「空港で荷物が見つからないときの対処」など1つテーマが割り当てられています。
それぞれの状況を、解決するために英語を使う構成になっています。
各講座には、キーフレーズが用意されていて、「空港よく使うフレーズ」のように鉄板表現を教えてくれます。
フレーズを聞いた後、スマホマイクで自分の発音を録音すると、発音を採点してくれます。
やってみるとわかりますが、自分の英語をマイクにうまいこと認識させるのは結構難しいです。
その分、完全に録音できた時の達成感はあります。
さらに、機械による客観的な評価が得られるので、独学者にはメリットです。
また、うまく機械に認識されず、発音が間違っているときでも、自分で考えて訂正・ブラッシュアップが必要になります。
独学が得意な人に向いています。
逆に、なぜ間違っているか、どこを訂正したら良いかわからない方は、苦労するかもしれません。
ビジネス英単語
ビジネスコースも、単語学習機能があります。
基本単語1450語、発展単語792語の合計2242語が収録されています。
単語の難易度について、感想を書いておきます。
※ あくまで主観ですので、注意してください。
基本単語は、英検2級〜準1級レベル。
発展単語は、英検準1級(一部英検1級)レベルです。
これは、英検の単語帳(準1&1級)を周回した筆者の感想です。
実際にやってみましたが、後程紹介する「TOEICテスト対策コース」の英単語と被りは多くないです。
しっかりと、ビジネス向けに選別された単語集であると感じました。かなり好印象です。
スタディサプリ各コースに共通ですが、この単語学習機能は本当によくできています。
間違えた単語は自動的に復習チェックがつくこと、ネイティブ発音が収録されていることが特に大きいです。
これが、スマホでできるのは、すごく楽しいです。
欲をいえば、回答後に、次の単語へ移る画面遷移が少し遅いことです。
復習単語モードの周回では、そこまでストレスは感じないので、あまり問題ないです。
基礎講座
基礎講座は、「基礎英文法」「基礎英単語」「基礎リスニング」で構成されます。
基礎レベルのため、中学生や高校生など学生にとっては嬉しい内容です。
むしろ、これをやっておけば学校の授業いらないかもしれません。
最近はわかりませんが、日本の英語義務教育は失敗しているので、自習がおすすめです。
残念なことに、学校では、ほとんど声に出さずに、黙々と英語勉強しています。
この時点でアウトです。
少し話がそれました。
この機能は、本当に「基礎の基礎」というレベルです。
そのため、通常の学習過程を修了した社会人の皆様は既知の内容だと思います。
既知と言っても、学生時代からブランクがある人は「英語をほとんど忘れている」人もいると思います。
ちなみに、私は忘れていました。
そんな人にとっては、学生時代の復習ができる便利なツールです。
「仮定法」「関係代名詞」など、英語に触れる機会がない社会人にとっては、意外と忘れていたりするものです。
この後紹介する基礎リスニングは、社会人も聞くべき内容です。
基礎といっても侮れません。
後述します。
基礎英文法
基礎英文法では、「名詞とはなにか」から丁寧に教えてくれます。
最終的には、仮定法や関係代名詞に入りますが、忘れている箇所だけスポットで復習することもできます。
この仮定法や関係代名詞の講義には、助けられました。
私の場合、学生のように、先生の講義を聞くことはありませんし、文法書も実家に眠っていました。
基礎英単語
基礎英単語では、中学レベルの英単語を学習できます。
「lake(池)」や「subway(地下鉄)」といったレベルです。
学習開始時点で忘れていそうな人は、やってもいいかもしれません。
中学生の方は、絶対やるべきでしょう。
私は、別で単語帳をやっていたので、飛ばしました。
基礎リスニング
基礎リスニングは、おすすめの機能です。
「なまり」や「弱音」、リエゾンなど、基礎と言いつつも面白い講義が聴けます。
TOEICスコアが600付近の人は、そもそも、このリスニング基礎を理解していないはずです。
なぜなら、私が600付近のときにそうだったからです。
そのため、既に800付近のスコアを持っている人以外は、受講しておいて損はないでしょう。
音のつながりを理解しておけば、TOEICはリスニングだけでも400以上取れます。
逆に、この点数に満たないということは、リスニングの基礎を理解していないと考えるべきでしょう。
本当に、学生時代に知りたかった内容です。
一分クイズ
おまけのお遊び要素です。
例えば、「電車がすごい混んでいた」を英語でなんていうの?
のように、隔週でクイズが更新されます。
その名前の通り、1分ですぐ見れるので、興味のある人はスキマ時間に見てみましょう。
オートリスニング
前述のレベル別トレーニングで学習した本文を、ネイティブの声で聞ける機能です。
バックグラウンドで流せるので、移動中や、通勤電車で聞き流しができます。
トレーニングの内容そのままなので、夜に受講して、朝の通勤で復習といった使い方ができます。
シンプルですが、とても良い機能ですね。
スタディサプリENGLISH・テスト対策コース
「TOEICテスト対策」コースは、「TOEIC L&R TEST」の点数アップに特化したコースです。
リスニング・リーディングそれぞれで、動画講義や模擬テスト(実践問題集)、単語テストが付属しています。
※ 「TOEIC S&W Tests」非対応です。
パーフェクト講義
「パーフェクト講義」では、動画で、英語の基礎や文法を解説してくれます。
基礎からなので、英語学習にブランクがある方でも安心です。
学生なら、先生が黒板に板書するイメージを持つとわかりやすいでしょう。
TOEIC対策講義なので、本番の各Part毎のコツやパターンを教えてくれます。
先生はTOEIC満点なので、問題を解くときの考え方、特に時間配分を教えてくれるのはすごく参考になります。
TOEICは時間の勝負なので、時間配分を身に着けない限り高得点を取ることはまずできません。
実践問題集
「実践問題集」では、TOEIC本番に沿った形式で問題集(模試)を解くことができます。
本番同様の問題数なので、「リスニング100問」&「ライティング100問」が1セットになります。
この模試は、合計20回分収録されています。
スコア800~を目指す方にとっては、練習量として充分です。
本番形式そのままなので、解き続けていくことで、形式に慣れることができます。
※スコア900~を目指す場合は、この教材だけでは恐らく難しいと思います。
各設問ごとに、動画解説がついています。
そのため、解説だけでは理解できない箇所の補助として使えます。
独学で模試を解いていると、解説が薄すぎて、悶々とすることがある人は向いているでしょう。
※ ↑ 筆者のことです。
実践問題集は、このTOEICテスト対策コースの肝だと思います。
本来、TOEIC公式問題集(模試)は、L&Rで2回分収録されて3,000円です。
しかし、スタディサプリはほぼ同じ金額で1ヶ月使用できます。
しかもサブスクタイプなので、2回以上解けば非常にお得になります。
模試を解く頻度・量によりますが、集中して勉強する場合、明らかに安いです。
つまり、「1ヶ月で模試を2回分解くかどうか」は、スタディサプリを検討するうえでよく考えて決めるべきです。
例えば、1ヶ月で模試1回しかやらない人の場合を考えてみます。
この人がスタディサプリをやると、模試だけで見た場合、損になります。※もちろん、単語学習や動画講義などのメリットはあります。
ちなみに、以下当てはまる人はスタディサプリがオススメです。
- 模試を隔週以上の頻度でやっている
- 単語学習のモチベーションが高い
なぜなら、間違いなく公式問題集よりお得だからです。
単純に公式問題集を買うより、スタディサプリの方が安くなります。
模試だけでほぼ等価なので、他の機能(動画・単語テスト)を考えるともうわかりますね。
ちなみに、私がスタディサプリを始めたのはこれがきっかけでした。
単語学習を習慣的にやっている人は、特にメリットが大きいです。
TOEIC対策コースなので、「まずはTOEICで使う単語から勉強!」という人が多いと思います。
スタディサプリは、スコア帯ごと(730〜、860〜など)に最適な単語を収録しています。
体感的に、かの有名な単語帳「金のフレーズ」と結構被りがあります。
逆に言うと、通勤通学のスキマ時間で「金フレ」の復習ができると思えば相乗効果があります。
また、「金フレ」に載っていないハイレベル単語(900〜)も収録しています。
そのため、すべて修了したら「金フレ」よりレベルアップできます。
文法(関係代名詞・倒置など)を復習したい人にも、優しいアプリです。
社会人なら、文法書をそもそも持っていない(捨てたor実家に眠ってる)場合が多いと思います。
私がそうでした。
その場合、好きなときにスマホで文法の復習ができるのは、メリットだと感じました。
さすがに基礎(BE動詞)レベルまでは不要ですが、関係代名詞の使い方を忘れたときに動画講義で教えてくれたのは便利でした。
そもそも文法に自信がある人、文法書を持っている人は、特にメリットはないかもしれません。
単語の場合、繰り返しやりますが、文法は一度思い出したら、後は問題を解くだけですよね。
なので、ここは継続的なメリットはありません。
スタートダッシュ用です。
パーフェクト講義 英文法編
動画講義です。
基本時制(現在・過去・未来)、to不定詞、助動詞の概念など基本的なところから、
仮定法や接続詞中の省略など、かなり広範囲を学習できます。
私の場合、問題集をひたすら解くタイプです。
そのためか、講義形式で、文法を勉強するメリットはあまり感じませんでした。
が、忘れていた箇所の復習では大いに役立ってくれました。
文法書は3,000円くらいするので、ケチっていました。
なにより、「関係代名詞のこのパターンって、どういうルールだっけ?」と悶々とした状態を放置するのは気持ち悪いですよね。
気になったらすぐに該当箇所のスマホ講義を聴けるのは安心です。
ある程度基礎理解がある人は、そこまでメリットないと思います。
しかし、学生時代が遠い過去の人は効果絶大だと思います。
ちなみに、確認テストがついているので、実践形式で理解できる作りになっています。
ひとつ忘れていました。
「パーフェクト講義」「パーフェクト講義 英文法編」「実践問題集」では、別売りのテキストがあります。
このテキストですが、アプリの動画講義が充分わかりやすいので、買わなくても問題ないと思います。
実践問題集で解いた模試の復習のために、模試テキストを手元に置いておきたいという人はありだと思います。
「模試バージョン」があるので、気になりましたが、私は買いませんでした。
単語(TOEIC)
単語学習ですが、得点数に応じて、単語レベルが別れています。
そのため、好きなレベルで勉強できるようになっています。
ちなみに、レベルは、目標点数「600」,「730」,「860」,「990」点で別れています。
全部合わせて1500語で、その半分は目標600点の単語です。
TOEICなので、ビジネス英語でよく使うような単語が中心になっています。
(例えば、venue =開催地 ,delegate =代表 など)
この単語学習は、模試と同じくらいおすすめの機能です。
私の場合は、この単語学習を毎日やっていました。
スマホで単語が勉強できるのが嬉しくて、スタディサプリを初め2日で1500語解き終わってしまった思い出があります。
ただ出てきた単語の意味を、画面下部の4つの選択肢から選ぶだけのシンプルな機能です。
シンプルな作りですが、間違えた単語を記憶しておける機能があります
この機能は本当に素晴らしいです。
一度間違えると、単語にチェックが付きます。
復習モードでチェック付きの単語だけをとき直すこともできますよ。
私は、この復習モードをこなすのが日課になっていました。
デフォルトでは、スペルと音声が同時再生されます。
スペルがあるので、音が聞き取れなくても解答できるのですが、スペルを隠すこともできます。
こうすることで、リスニング(耳だけ)で選択肢を選ぶようにする事もできます。
リスニング強化している人にとっては最高ですね!
基礎講座 ※ビジネス英語コースと同じです。
TOEIC対策コースにも基礎講座が付いています。
内容は同じなので、ビジネス英語コースの項を読んでください。
その他の管理機能
補足です。
スタディサプリには、
「週の勉強時間を設定する機能」や、
「勉強時間や連続勉強日数を記録する機能」
があります。
自分が今週どれくらい勉強したのか、目標勉強時間までどれくらい勉強しないといけないのかが、チャート形式で見れます。
通知をONにしていると、決まった時間にスマホから「勉強しましょう!」と諭されます。
ちなみに、私の最大連続学習日数は30日でした。
スタディサプリのTOEICスコアに対する効果
結論として私の場合、TOEICスコアに対する効果はバッチリありました。
スタディサプリをはじめた頃の私のモチベーションは非常に高く、
出張の移動時間やホテル滞在中・土日も併せて使い倒しました。
特、に単語学習機能と模試演習機能は、時間を使ってやり込みました。
その甲斐があったのか、当初目標としていたスコア600を大きく更新して、一発目で800越えを達成できました。
大学で強制的に受験したTOEIC(正確にはL&Rではないらしいです)ではスコア400でした。
そんな私が、初めての公式受験で、ここまでスコアアップできたのは、もちろんスタディサプリだけの力ではありません。
しかし、基礎文法や基礎単語、模試演習の繰り返しを補助してくれたのは間違いなくスタディサプリです。
スコア400~500くらいの人が、スコアアップを目指して勉強していく中で、優れたスターターとして機能すると思います。
ただし、これらは時間とモチベーションがある場合です。
せっかくスタディサプリを始めても、手を付けないと意味がありません。
なので、十分なモチベーションがあるかどうかは、よく考えて決めるといいです。
「アプリが勉強させてくれる」と期待して始めるのはもったいないです。
また、それだと正直効果もないのでやめた方がいいです。
モチベーションがあって、TOEICスコアを伸ばしたいという人は十分以上に効果があると思います。
ぜひやってみてください。
スタディサプリENGLISH・セットプラン
「新日常英会話コース」と、
「ビジネス英語コース」には、英会話セットプランがあります。
【「ネイティブキャンプ」という英会話アプリの利用】&【スタディサプリの各コース】がセットになったものです。
学習の方針は、スタディサプリでインプットして、ネイティブキャンプでアウトプットとなります。
例えば、「ビジネス英会話」の場合、
出張でよく使う表現を学習(スタディサプリ)→英会話で使ってみる(ネイティブキャンプ)
という流れです。
英会話のための準備は、ビジネス英語コースの場合、1日10分程度です。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今回は「スタディサプリENGLISH」のレビューです。
アプリを検討している人の判断材料になればと思い、この記事を書きました。
どんな教材もそうですが、完璧なものはありません。
スタディサプリも同じで、これを使ったからといって、英語力が必ず上がるというものでもないです。
結局は、教材を使い倒す気持ちが必要です。
そうでなければ、お金を払う意味はありません。
旅行にでも使ったほうがマシです。
ただし、スマホアプリはスキマ時間で勉強するには最適です。
家では市販のテキスト、
通勤(通学)時間はアプリ、
のようにうまく使いこなせば、確実に英語力が身につきます。
何かを習得するには、触れる時間を増やすことがとにかく最強なのです。
「自己投資は一番コスパの良い投資」とホリエモンも言ってました
数万円で英語力がアップするなら、充分価値があるでしょう。
むしろ安すぎるくらいです。
この先、一生役に立つ知識が得られるわけですから、学生や新社会人ならなおさらです。
月額制もあるので、数ヶ月試してみるとかでもいいと思います。
また、実際に使った感想として一言。
時間のある学生時代に出会えていればよかったと感じました。
いくら使っても月額(年額)は変わらないので、時間がある方が有利(お得)だからです。
私の場合は、スコア800~を取れたというのもありますが、「損をした」という印象はありません。
むしろ、十分に元が取れたと感じました。
満足するかどうかは「どれだけスコアアップのモチベーションがあるか」にかかっていると思います。
どれだけ利用しても料金は変わらないので、本気でスコアを上げたい人には間違いなくおすすめできます。
反対に、受動的に「引っ張り上げてもらいたい人」
は損をする可能性があるのでやめた方がいいと思います。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
それではまた!!
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